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ただの新聞?

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汽船の少年時代に、在日の同級生で、貧乏な少年がいた。そのころ高級品だった電子レンジがあった。夕食のおかずを作ってくれる親がいないので、冷凍食品を毎日、スーパーで買っていた。それをレンジでチンするためなのだ。家に上がると、見たことのなかった聖教新聞があった。なぜ聖教新聞なのかと聞くと、ウチは宗教やってるから聖教新聞とるしかないんだ、と言った。彼は札付きの不良少年になったが、家が新聞代も払えないから、無料の聖教新聞だったんじゃないのかなあ、と思う。彼からは、やがていじめられ、恨んだが、彼はかわいそうな少年だったんだと大人になると思う。在日朝鮮人というだけでも憐れじゃないかと・・・・。彼は死んだと風の便りに聞いた。しかし、在日朝鮮人でかわいそうだと思って、量刑を軽くしてくれる日本の裁判官がいるだろうか。現代では、差別はほとんどなくなっている。主に汽船を迫害してきた連中は、在日朝鮮人だったが、おじさんになった今は恨む気持ちが消えた。作家の五木寛之さんは、終戦直後に朝鮮半島で、病気で寝ている母親を地面に放り投げたソ連兵への恨みを持ち続けて生きてこられたそうである。それが老後に薄らいだらしい。汽船の恨みは老後ではなく、中年になって消えた。

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